トリカブトのイメージ
○恐ろしい植物。
○この植物を使った殺人事件
○山菜とまちがって食した中毒事件
トリカブトを加工した生薬はブシ
○この植物の塊根を3通りの方法で減毒加工されたものが、生薬のブシである。
日本薬局方には、
ハナトリカブト Aconitum carmichaeli Debeauxや
オクトリカブト Aconitum japonicum Thunberg
が収載されています。
ですが、
トリカブトの分類は専門家の間でも難しく、
これらの和名、学名が
どのトリカブトを指しているのかも、
時に意見が分かれることもあるそうです。
生産地のひとつ北海道の千歳市周辺
○ラベンダーのようにみえる紫色のお花畑。
○北海道にはエゾトリカブトほか数種のトリカブトの自生が多い。
○アイヌの人たちが熊を倒す毒矢に使っていた。
○エゾシカが増えた結果、エゾシカの嫌う有毒植物ばかりが繁茂する結果になっている。
エゾトリカブトも例外ではない。
エゾトリカブト?
エゾトリカブトは
日本薬局方に収載されていないので、
生薬として使えません。
ある研究によれば、
世界で最も強い毒をもつトリカブトが
このエゾトリカブトだといいます。