女薬剤師のメモ帳(漢方薬)

病院で働く女薬剤師の記録

【ハーブ療法】アロパシー?ホメオパシー?

✿ヨーロッパの伝承医学(ハーブ療法)と薬用植物✿

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アロパシーとホメオパシー

 

アロパシー(allopathy)

 

 

ハーブ療法の延長で、現代の西洋医学による薬物療法のこと。

病的状態を反対方向に戻す薬物を使います。

 

例えば

発熱には解熱剤

便秘には瀉下薬を という使い方になります。

 

ホメオパシー(homeopathy)

「同類療法」や「同種療法」と翻訳されます。

アロパシーと逆の方向を示す薬物を使います。

イメージとしては、

ある薬物を大量に摂取したときに現れる症状を、

その薬物のごく少量を与えることで逆に軽減されるというものです。

 

例えば、

イラクサにさされると痛みやかゆみがありますが、

イラクサを、通風の痛みや皮膚病のかゆみにごく少量摂取すると改善するとかです。